コロナが始まってから教員になった人は、コロナが終わるのを待ってから考えるのもアリ
1.コロナが終わるのを待ってみるのもアリ
コロナが始まってから教員になった人は、コロナが終わるのを待ってもう一度ゆっくり考えてみるのもアリだと思います。
私は7年教員をしていました。1~6年目の前半まではコロナの前で、6年目の後半と7年目はコロナ禍でした。
コロナ前後の教員生活の違いを紹介したいと思います。
2.なぜコロナが終わるのを待ってみる必要があるのか?
理由は4つあります。
①コロナ禍で行事が中止になり、生徒が思い切り楽しむ姿が見れていない。
②コロナ禍で子どもたちのフラストレーションが溜まり、ギスギスしている。そのため、生徒と良い関係を築きづらい。
③景気が悪いため各家庭の経済状況が厳しく、保護者達がピリピリしている。
④景気が悪いため、転職活動を進めづらい。
①コロナ禍で行事が中止になり、生徒が思い切り楽しむ姿が見れていない。行事がないため、教員が生徒との距離を近づけるのも難しい。
ベテラン教員の方から、「教員の仕事は1年365日のうち、360日くらい辛い。でも、ごくたまにものすごくやりがいを感じる瞬間がある。だからこの仕事はやめられない。」という話を聞いたことがあります。
私自身も、教員の仕事の中で「いいなぁ」と思う瞬間は何度かありました。3年生を送る会の出し物や野外宿泊学習のキャンプファイヤーで、生徒が笑顔で踊ったり、コントや劇で思い切りはじたりする姿を見て、とても感動したのを覚えています。
野外宿泊学習でいきいきとした表情で飯盒炊さんをしている姿を見たときは、「準備は大変だったけど、よかったなぁ」と思いました。行事が終わった後の生徒の作文を読んで、「楽しかった」とか、「みんなと一緒に参加できてよかった」とか、そういう声を聴いてほっこりしました。
コロナ禍でも行事はありますが、制限が多いため感動が今一つでした。
②コロナ禍で子どもたちのフラストレーションが溜まり、ギスギスしている。そのため、生徒と良い関係を築きづらい。
7年間の教員生活の中で、子どもと関係を築くのに1番苦労した年は7年目でした。異動して1年目というのも大きかったのですが、やはりコロナ禍の影響もあったと思います。
生徒たちは、コロナ禍で楽しみにしていた行事が中止になったり、色々なシステムが変更になり戸惑ったり、歌が歌えなかったり、大きい声を出せなかったり、マスクが不快だったり、給食中に会話を楽しむことができなかったり、プライベートで好きな芸能人のライブやイベントが中止になったりして、とてもフラストレーションが溜まっている様子でした。
そのため、なんとなくギスギスして、生徒と良い関係が築けませんでした。
③景気が悪いため各家庭の経済状況が厳しく、保護者達がピリピリしている。
担任だと毎日のように保護者対応をすると思います。そのときに、保護者から強く当たられて辛い思いをしている先生も多いかと思います。
親の態度って、こちらの対応はあまり関係ないです。人間だし、保護者は仕事でないので、相手自身のメンタル状態が大きく関わります。
例えば、毎年歴代の担任が苦労していたウルトラモンスターペアレントがうつ病の治療を受けたら随分とやりやすくなったそうです。
コロナ禍で給料が下がったり、職を失ったりして、ピリピリしている保護者は多いと思います。景気が回復して、各家庭の経済状況が改善されると、少し変わるかもしれません。
④景気が悪いため、転職活動を進めづらい。
景気が悪いため、どこの企業も新しい人材を採用することに対して後ろ向きです。そのため、良い条件の求人が見つけにくかったり、なかなか内定がもらいにくいかもしれません。
私自身、大学3年生の頃に就職活動をしたのですが、内定を1つももらえませんでした。リーマンショックの少し後だったため、とても厳しかったからです。景気が悪いと内定をもらうことが難しくなります。
コロナが終わって、景気が回復するのを待ってみるのも良いかもしれません。
3.迷ってないなら、すぐに辞めちゃうのもアリ。
迷っていなくて意志が固い方、「とにかく、今が苦しすぎる!」という方、20代後半で少しでも早く転職しないと次の就職が難しくなる方などは、すぐに辞めちゃうのもアリだと思います。