29歳で教員やめて会社員に転職した体験談

退職の切り出し方、退職→転職の流れ、転職活動、転職後のお金事情など、今後も記事増やします。

【コーヒーブレイク】1人で学校で仕事をしていたときの恐怖体験ベスト5

恐怖体験紹介

私は落ち着いた地域の小規模校に勤務していたため若手が少なく校務分掌の負担が大きく、周りの教員もベテランばかりであまり休日出勤しない人ばかりだったので、学校で1人で仕事をすることが結構ありました。
また、フレンドリーなベテランの先生と関わることが多かったので、仕事の中でご自身が体験した興味深いお話をたくさん聞かせてもらえました。

自分が実際に体験した恐怖体験や周りの先生から聞いた恐怖体験を紹介します。


5位 天井から滝のような雨漏り

私が実際に体験した出来事です。日曜日の夕方に1人で職員室で仕事をしていました。トイレのため廊下に出ると、天井からポタポタと水がしたたり水たまりができていました。さらに怖かったのが、上の階からゴーッという水が大量に流れる音がしました。
上の階を見に行くと、天井から滝のような量の水が落ち、廊下に浅い川ができていました。その学校は屋上がプールだったので、天井から大量の水が一斉に零れ落ち天井ごと落ちてきて自分は死んでしまうのではないかと思いました。
急いで職員室に戻り、その日の午前中にプールの水の入れ替えをしていた先生に電話しました。しかし、私の説明が下手でいまいち状況が伝わりませんでした。本当は動画を取ってLINEを送りたかったのですが、できませんでした。その日は集中して仕事をしたかったので、スマホを家に置いてきていたのです。
それでも、とりあえず駆けつけてもらい夜の間に水はけをしたり、プールの水のスイッチを直したりして月曜日には通常通り校舎に生徒を入れることができました。
翌日、管理職から「あのままだったら、朝生徒を校舎に入れれなかったよ。気づいてくれてありがとう」と言われました。

ちなみに、プールはすぐに業者に直してもらい、3限目くらいから使えるようになりました。
実はその年、初めて体育科でない教員でプールの水を管理しなければならなくなったのです。小規模校のため、体育科の教員が非常勤のみとなってしまったからです。
引継ぎは複数の教員でしっかりと行われていたのですが、プールの水の管理のスイッチの操作はとても複雑だったのです。プールは屋上にあるのに、1Fの止水弁?みたいなものも操作しなければならないようです。
今、ミスによるプールの水道代弁済問題が話題になっていますが、プールの管理は外部に委託するべきだと思います。


4位 学校の近くにでかいカミナリが落ちて、地響き

私が実際に体験した出来事です。金曜日の夜に1人で職員室に残り仕事をしていました。外ではカミナリが鳴っていましたが、仕事を続けていました。
すると、とても大きなカミナリのバリバリという音がして、職員室の床が地響きをしました。自分の人生の中で、1番大きなカミナリでした。
私は「停電したら、SECOMはどうなるんだろう?ちゃんとセットできるのかな?あと、職員室の奥にある絶対に電源を切っちゃいけないPC(学校のサーバー?を管理している)はどうなるんだろう?管理職に絶対に怒られるし、帰れなくなる!」と思い、仕事は途中でしたが大急ぎで身支度して帰りました。

3位 電動ホチキスや昇降機の練習で危うく大けが
私が実際に体験した出来事です。電源を切るのを忘れたまま電動ホチキスの芯を変えようとしました。幸い急いで手を引っ込めることができたのですが、ちょっとだけケガをしました。あと少し手を引っ込めるのが遅かったら一大事だったなと不安になりました。
また、クラスの子が2学期の途中から車椅子を使うようになったので、急遽学校に昇降機が設置されました。小規模校で人が足りないので、時間帯によっては他の人の助けが得られない時もあったので、担任の自分ができるようにならないといけなかったので練習する必要がありました。
その年は中学3年生を受け持った年で非常に忙しかったので、夜に一人で練習しなければなりませんでした。事故をして生徒に大けがをさせてはいけないので、練習をしないわけにはいきませんでした。昇降機は大きいので、「操作ミスをして自分が昇降機の下敷きになってしまったらどうしよう」という恐怖の中練習をしました。


2位 夜10時にラジオが勝手につく

同僚の先生から聞いた話です。その方が会議で使う資料を夜10時に1人で印刷していたそうです。
そのときに職員室のラジオが急について、かなり恐怖を感じて一目散に帰宅したそうです。
そのラジオは調子悪いので勝手につくことは何度かありましたが、その先生は異動したばかりで初めてのことだったし、一人でいるときだったのでとっても怖かったそうです。


1位 知らない人、シンナーでラリった生徒が勝手に校内に入っていた

私が実際に体験した話です。平日の朝7時ごろ、1番のりで出勤しました。職員室でイヤホンで音楽を聴きながら支度をしていると、突然知らない女性が職員室にいました。
イヤホンをしていて全く気配に気づかなかったため、かなり驚きました。
どうやらその人は、校長先生が以前勤めていた学校の用務員さんで少し認知症気味で何度も来校していました。校長先生に報告して、「もう来ないで」と伝えてもらい、収まりました。

また、ベテランの先生から聞いた話です。ひと昔前の荒れている地域で勤務されていた時、夕方その先生が1人で仕事をしていると校舎にシンナーでラリった状態の生徒が入ってきたそうです。
生徒はシンナーでラリっていたのでかなり危険だったそうです。その先生は、「女性の先生は、なるべく学校で1人で仕事をしない方が良い」とのことでした。

番外編 シンナーでラリった生徒にブロック塀で頭を殴られ、頭から流血。救急車を呼べず、自分で病院へ。

1人で学校で仕事をしていたときの話ではありませんが、学校の恐怖体験を紹介します。
ベテランの男性の先生から聞いた話です。シンナーでラリった生徒を注意したら、近くにあったブロック塀で頭を殴られたそうです。
頭から流血していましたが、大事にできないので救急車を呼べず、保健室で応急処置をしてもらった後自分で病院へ行ったそうです。
怖すぎます。


恐怖体験に遭わないようにするためには?

・なるべく1人で学校で仕事をしない。
→個人情報でないものは、仕事を持って帰る。(所見や道徳の評価も、書類をコピーして生徒名の部分を消して出席番号でメモすれば持って帰れる。)
 夜ではなく、早朝に出勤して仕事をする。1人で仕事をするにしろ、その後すぐ他の先生が来るならかなり安心。
 休日出勤するときは、土曜日の午前など他の先生が部活をしているタイミングで出勤したり、他の先生と約束をして一緒に出勤したりする。


・校舎のカギは施錠する。職員玄関も施錠。
→施錠しておけば、不審者の侵入を大幅に防ぐことができます。ただし、「職員玄関のカギが教員に1人1つずつ支給されない学校」は注意。
 1校目は職員玄関のカギが教員に1人1つずつ支給されていたので、私が玄関を施錠して職員室で仕事をしていても後からやってきた先生は自分でカギを開けて入ってくることができました。
 2校目はそうでなかったので、注意が必要でした。

スマホは必ず持ち歩く。
→「5位 天井から滝のような雨漏り」でありましたが、トラブル発生したときに写真や動画で他の先生に伝えることができるのでスマホは便利です。

・イヤホンはなるべくしない。
→「1位 知らない人、シンナーでラリった生徒が勝手に校内に入っていた」でありましたが、知らない人が勝手に校内に入っていてもイヤホンをしていて気配に気づきませんでした。
 イヤホンをして耳からの情報が遮断されていると、トラブルの発見が遅れてしまいます。